病気とカルシウム

〔イライラとカルシウム〕

他の人のすること、なすことが気にくわなかったり、皆が自分の悪口を言っているように思ったり、気分も不安定で落ち着かない…このような経験ありませんか?

イライラすることと、カルシウムとは、ちょっと結び付かないかもしれません。
しかし、イライラはカルシウムイオン不足が大きな原因となっています。

今、社会問題となっている学童暴力は、子供たちのカルシウムイオン不足が原因の1つだと言われています。子供は、砂糖の入った甘いお菓子やジュース、スナック菓子・インスタント食品が大好きです。これらは体内のカルシウムを追い出してしまいますので、カルシウムイオンはますます 減る一方です。


〔結石とカルシウム〕

結石には、腎臓結石・胆石・膵石などがあります。その成分は様々でありコレステロールや尿酸・システインといったものがあげられますが、どの器官にできる結石も大部分はカルシウムを含んでいるといってよいでしょう。

そこで、カルシウムをたくさん摂りすぎると結石になりやすいのではないか、と心配する人も少なくありません。

カルシウムは血液中でも溶液となって存在します。結石の基となるものができ、それにある条件が加わるとカルシウムが沈着し硬い石となるのです。 この条件とは、まず第一にカルシウムがたくさん尿の中に出すぎて濃度が高くなることです。尿中にでてくるカルシウムは、骨から溶け出た悪玉カルシウムなのです。

カルシウムイオンを充分摂っていれば、副甲状腺ホルモンにより骨からカルシウムを取り出す必要がないので、尿へのカルシウムのでかたが少なくなり腎臓結石はかえって少なくなるといわれています。

しかし腸の働きが非常に良すぎるためカルシウムを摂れば摂るほど吸収し、血中に入って尿にも出てくるような特異体質の人もごくまれにいます。このような特殊な病気の人だけはカルシウム剤をひかえたほうがよいのです。

腎臓結石のある人はよく検査してもらい、自分がどのような種類の腎臓結石であるかを知ることです。


〔糖尿とカルシウム〕

糖尿病は“インスリン”というホルモンが足りなくなる病気です。インスリンをつくることができなくなったり、太りすぎてインスリンの必要量がふえたのに分泌が間に合わない場合、又、せっかくインスリンを生産してもその働きが充分に現れない場合、インスリンの働きを邪魔するものが体の中に出てくる場合があります。

糖尿病の人の尿を調べてみますと、カルシウムイオンがどんどん少なくなっていくと言われています。それだけでなく、インスリンが有効につかわれるように細胞から引き出すお手伝いをするのがカルシウムイオンなのです。